今回は,Webライティングにおける名著「沈黙のWebライティング」の要約と感想を書いていきたいと思います
「沈黙のWebライティング」の購入を迷っているという方や簡単に内容を知りたいという方の参考になれば幸いです
感想
「沈黙のWebライティング」を読んだ感想としては,以下の通りです
- Webライティングの基礎が詰まった一冊
- 非常に読みやすい
個人的には,「最近ブログ運営をし始めた」,「Webライティングの副業を考えている」という方に非常におすすめの一冊となっています
Webライティングの基礎が詰まった一冊
「沈黙のWebライティング」では,以下のようなWebライティングの基礎知識を網羅的に紹介してくれています
- SEOで上位表示される記事を書くために必要なこと
- 紹介した商品を購入してもらうため記事の書き方
- バズる記事の書き方
ブログ運営を始めたばかりでどのように記事を書いていけばいいのかわからなかった私がWebライティングの基礎を学ぶには申し分のない内容でした
とにかく読みやすい
ページ数は約650ページとかなり分厚く,私自身読み始めるまでは読破できるか不安でした
しかし,本文は基本的にストーリー立てられたキャラクターの会話形式で進んでいくため,漫画を読むような感覚で読み進めていくことができました
なんと私は購入から24時間以内に読み切ってしまうほど読みやすい一冊でした
要約
今回は,「沈黙のWebライティング」で紹介されている以下の 4 つの内容について要約していこうと思います
- SEOで上位表示される記事を書くために必要なこと
- 紹介した商品を購入してもらうため記事の書き方
- バズる記事の書き方
- ライターに記事を依頼する場合に気をつけること
SEOで上位表示される記事を書くために必要なこと
一言でいうと,「ユーザーの利便性を最優先に考えた記事を作成する」ということです
「そんなことはわかっている」,「具体的に何をすればいいかわからない」という方も多いと思います(私もそうでした)
そこで,「沈黙のWebライティング」では「検索ユーザーや検索エンジンに評価されるコンテンツの本質」として以下の 5 条件を提示しています
- 検索ユーザーの検索意図にあっている
- 検索意図を満足させるような専門的な知識を,どこよりもわかりやすく解説している
- 検索ユーザーが求める情報を網羅的に扱っており,他のページへ移動する必要がない
- コンテンツを扱っている情報が信頼できる
- ンテンツの作り手に関する情報が公開されており,その作り手が信頼できる
本の中では,上記の 5 条件を満たす記事を書くために必要な考え方が紹介されていたので,「もっと詳しく知りたい」という方はぜひ原著を読んでみてください
紹介した商品を購入してもらうため記事の書き方
ブログで商品紹介をしてアフィリエイトで収益を得たいと考えている方は多いのではないでしょうか
「沈黙のWebライティング」では,そのような方に対して以下の項目を意識して記事を書くことを推奨しています
- USPを意識した記事を書く
- 後まで読んでもらえる記事を書く
USPを意識した記事を書く
USPとは,「他にはない独自の強み」を意味します
商品のUSPを伝えることでユーザーは他社商品との比較を行うことができるようになります
したがって,アフィリエイトなどで商品紹介をする場合には,「その商品のUSPは何なのか」が伝わるように記事を書くことが重要です
最後まで読んでもらえる記事を書く
「沈黙のWebライティング」では,「文章を読んでもらうために必要な3つの視点」として以下の3つを挙げています
- 感情表現を入れ,自分事化による共感を誘発する
- 伝えたいことがきちんと伝わるよう,”見やすさ”,”わかりやすさ”にこだわる
- ファーストビュー(冒頭文)で,伝えたいことをまとめる
感情表現を入れ,自分事化による共感を誘発する
読み手は,自分にとって関係がある記事だと感じると「読んだ方がいいな」という心理になり,文章を読み進めるようになります
そこで,書き手から読者の感情を代弁することにより,読者の共感を誘発します
例えば,旅行先を探している読み手に対して記事を書く時
「数が多すぎて,どの旅館がいいか選びきれない」という方におすすめの旅館を紹介します
と言ったような読者の感情を表現することで,読者は「自分に関係のある記事だ」と共感し,記事最後まで読み進めてくれるようになります
伝えたいことがきちんと伝わるよう,”見やすさ”,”わかりやすさ”にこだわる
「沈黙のWebライティング」では,ブログ記事が見やすくなる工夫として以下の3つを提案しています
- 句点,「!」,「?」で改行する
- 漢字とひらがなの含有量を調節する
- 「この」,「あの」,「その」などの支持代名詞を減らす
改行のない文章は文字か詰まってしまい,読み手に読む気をなくさせてしまいます
また,漢字ばかりの読み手の脳に重い負担を与えてしまうためよくないと言われています
さらに,ブログは読み飛ばすことも多いため,前後の文を読まなければいけない指示代名詞は使わない方が良いとされています
ファーストビュー(冒頭文)で,伝えたいことをまとめる
「結論」→「理由」という順番で文章を書くことで,読み手に「なぜその結論になるのだろう」という疑問持ってもらうことがブログを最後まで読んでもらう上で重要になります
この順序が逆になってしまうと,読み手は自分が欲しい情報が書いてあるのか不安になり,離脱してしまいます
バズる記事の書き方
「沈黙のWebライティング」では,バズる記事の書き方として以下の3つを挙げています
- コンテンツの型
- SNSで拡散する
- 見やすい記事を開く
コンテンツの型
バズりやすい記事として「読み手が賛同できる意見を書いた記事」や犬や子どもなど「読み手が癒される記事」と言ったように,バズりやすいコンテンツの型を計18個紹介してくれています
ここでは書ききれないので,もっと詳しく知りたい方はぜひ原著を読んでみてください
SNSで拡散する
書いた記事をSNSで拡散することで,SEOで上位表示されずとも記事を露出させることができます
SNSを通じて記事が拡散されることにより,SEOで記事が上位表示されることもあるので有効です
見やすい記事を開く
タイトルとアイキャッチ画像から記事の内容がわかるようにすることもバズる記事を書くコツであると書かれています
SNSを活用して記事を拡散する場合,タイトルとアイキャッチ画像が表示されます
そのため,つい見たくなるようなタイトルやアイキャッチ画像を設定することが重要です
まとめ
今回は「沈黙のWebライティング」の感想と要約を書きました
この記事だけでは内容のごく一部しか紹介できていないので,興味を持った方はぜひ原著を読んで見てください
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