はじめに
今回は,新卒で LINE の AI エンジニアの選考を受けたので感想を書いていこうと思います
まず,私の選考結果ですが,Web テスト通過で 1 次選考落ちでした
選考を受けた時点での私の経歴をざっと紹介します
- 国公立大学大学院修士1年
- 研究で国際発表経験とプレゼン賞受賞経験あり
- インターンは1社だけ参加(期間は2週間)
選考の流れ
- ES・Web テスト(プログラミング)
- 一次面接
- 以降不明
選考は全体的に技術力にかなりフォーカスした感じでした
LINE という会社がほぼ中途採用の人材で構成されているということもあり,
新卒でも即戦力となるような人材を欲しがっているような印象を持ちました
各選考の内容
ES・Web テスト(プログラミング)
ES は簡易的で内容もよくあるものが多いです
- 入社してやりたいこと
- これまでのプログラミング経験など
一方で,Web テストは他の Web 系企業と比べて難しい印象でした
コンピュータサイエンスの基礎的なアルゴリズムについては理解しておく必要があります
問題は競プロの中級程度で出題されるくらいのレベルかと思います
いくつかの制約や条件などが設けられた上で,それらを満たすような基礎的なアルゴリズムの実装を求められているという印象でした
なので,LINE の Web テスト対策としては LeetCode や AtCoder などの競プロサイトの中級程度の過去問を解けるようになるまで繰り返しといていくというのが有効かとお思います
実際に私もそのように勉強して Web テストを通過しました
また,LINE の選考の特徴として ES・Web テストは落ちても再受験可能というのがあります
なので,まだ Web テストの実力が不十分だと感じている人でも Web テストを受けてみることをお勧めします
※しかし,Web テストを通過して面接で不採用になった場合には同じ年度に同じ職種の選考を受けることはできなくなるので注意してください
一次面接
Web テストに通過すると,1 週間ほどで一次面接の案内が来ました
一次面接では,かなり技術面について深掘りされます
具体的な流れは,以下のような感じです
- 自己紹介(研究内容やインターン経験の紹介)
- コンピュータサイエンス・機械学習に関する技術の質問
- キャリア的な質問
- 逆質問
はじめに,三分間で自分の研究実績やインターン経験をプレゼン形式で紹介します
その後,プレゼンで紹介した内容について深掘りするような質問があります
研究では,なぜその研究テーマにしたか,その分野の既存手法にはどんな課題があり,その課題の解決策をどのようにして導き出したかといった論理的な思考力を問われます
また,インターン経験ではチーム開発経験が重要視されます
これは IT 企業の選考において一般的に重要視されるポイントなので,これからインターンに参加するというような方はぜひ一回はチーム開発を経験できるインターンに参加することをお勧めします
次にコンピュータサイエンス・機械学習に関する技術の質問です
個人的にはこれが一番辛かったです
聞かれる内容としてはコンピュータサイエンスの基礎的な内容と機械学習の実装における課題の解決策です
当時の私は,他の企業ではここまで専門的な内容に関する質問はなかったのでかなり焦りました(調査不足)
次のキャリア的な質問では,他の企業でも聞かれるようなものが多かったです
- 3年後5年後はどんなキャリアを歩んでいきたい?
- どんな仕事をしたい?
- チーム開発・個人の仕事どちらの働き方がいい?
(etc.)
まとめ
私が面接に落ちてしまった原因は,チーム開発経験不足とコンピュータサイエンス・機械学習に関する技術の質問にほぼ答えられなかったことだったと思います
特に就活の面接で専門的な内容の質問を受けるとは思っていませんでした
なのでこれから LINE のAI エンジニア選考を受ける方は,インターンでチーム開発経験を積み,選考前にコンピュータサイエンス・機械学習に関する基礎知識を復習した上で選考に臨むことをお勧めします
今回は LINE のAI エンジニア選考を受けた感想を書きました
この記事が将来 LINE を受ける方の参考になれば幸いです
読んでいただきありがとうございました
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